太陽光発電はやめたほうがいい?今からでも遅くない4つの理由を分かりやすく解説!

こんにちは、山口県で太陽光発電アドバイザーをしている烏田と申します。

上がっていく物価、上がらない給料。家計に余裕がないという方も多いはずです。

電気代値上げのニュースも続いており、

また電気代値上がりかぁ。。。太陽光発電をつければ少しは電気代を安くできるのかな?

このように電気代対策として太陽光発電が気になっている方も多いはずです。

しかしながら、

  • 太陽光発電はやめたほうがいい
  • 太陽光発電をつけて後悔した
  • 今からつけても遅いよ

このような話を聞くと、

やめておいたほうがいいのかな

こんな気持ちになりますよね。

そこで今回は以下の内容で記事を書いてみました。

この記事の結論から言うと、今から太陽光発電を設置しても遅くない」です。

その根拠は、単にネットから寄せ集めた情報ではなく、具体的数字に基づいた経験”からです。

ただし、「後悔している人がいる」「やめたほうがいい人もいる」というのも事実。

太陽光発電で後悔してしまう原因とともに、後悔しないための方法を解説していますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。

この記事を書いた人
  • 家庭用太陽光発電無料相談サービス「サンプランナーズ」の運営者
  • 山口県の太陽光発電アドバイザー
  • 自宅は一戸建でオール電化
  • 2022年10月にリフォームローンを組んで自宅に太陽光発電を設置
  • 保証期間内(15年間)で得られる経済的メリットは約150万円の見込み

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太陽光発電についてこんなお悩みはありませんか?

  • 見積もり内容が適正か分からない
  • どの業者が良いか分からない
  • 蓄電池は設置したほうがいい?

疑問を抱えたまま、業者の言うとおりに設置すると失敗につながることも、、、

サンプランナーズではお客様が安心して検討できるようにサポートさせていただきます。

業者と契約する前にまずは一度ご相談ください。

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目次

「太陽光発電はやめたほうがいい」というyahoo知恵袋やSNSでの意見

最初に、知恵袋やSNSでの「太陽光発電はやめたほうがいい」という意見を見ていきましょう。

今は採算は取れませんね。
買取価格が下がりましたから元を取るのに大変です。

引用:Yahoo知恵袋

やめておけばよかったと、思ってます。
ローンで買いました。しかし、冷静に考えてみると、金利だけでも馬鹿にならないので、繰上げ返済をして全額終わらせました。
もし、車を買い替えていれば、太陽光発電より維持費が掛かっていたと思えば、「まぁいいか」と思うようにしてます。

引用:Yahoo知恵袋

太陽光+オール電化の営業をしてるのですが、正直な所太陽光はあまり勧めてません。
オール電化だと一般的な家庭ではメリットが出ますが太陽光だと売電予想価格と月々の支払いがトントンか負担が増える事もあるからです。

引用:Yahoo知恵袋

やめたほうがいいっていう人けっこう多いですね。。。

太陽光発電はやめたほうがいいと言われる6つの理由

それではなぜ、太陽光発電はやめたほうがいいと言われているのか。

やめたほうがいいと言われている主な理由は次の6つです。

設置費用が高い

設置容量や設置状況にもよりますが、

通常、太陽光発電を設置するには数十万円〜数百万円の初期費用がかかります。

経済産業省で公表している太陽光発電1kwあたりの相場価格です↓

経済産業省が公表している太陽光発電相場価格画像

昨年の相場価格は25.5万円なので、5kw設置したとしたら、127.5万円かかることになります。

気軽に設置できる金額ではないですね。

売電価格が下がっているから元が取れない

「売電価格が下がっているから、今から設置しても元なんて取れないよ」

これもよく聞く理由ですね。

以下は売電価格の推移です。

売電価格推移グラフ(2009年度〜2024年度)
売電価格推移グラフ(2009年度〜2024年度)

2009年と比べると3分の1まで下がっています。

やっぱり今から設置しても遅いような。。。

メンテナンス・修理費などランニングコストがかかる

太陽光発電は耐久性が高く、数十年という長い期間使用することができます。

とはいえ、長く使っていくためには定期的なメンテナンスや修理などが必要で、ランニングコストがかかります。

メンテナンスや修理にかかる費用と頻度は次のとおりです。

項目頻度費用
定期点検4年に1回程度が推奨2万円ほど
パワコン交換15年〜20年に1回20〜30万円ほど

20年間で30〜40万円ほどの費用がかかります。

特にパワコン交換費用は大きい金額なので、事前に準備しておく必要があります。

電気代が安くなってもメンテナンスや修理費で損してしまいそう。。。

“メンテナンス・修理費用がどれくらいかかるのか”、これを想定しておかないと後悔につながります。

雨漏りリスクがある

太陽光発電を屋根に設置する場合、屋根材によっては穴を開けて固定する必要があります。

最近は施工技術も確立されており、雨漏りリスクは低くなっていますが、可能性はゼロではありません。

せっかく建てた家が太陽光発電で雨漏りするのは嫌だなぁ。。。

雨漏りなどのトラブルを防ぐには、“正しく丁寧に施工してくれる業者選ぶこと”が重要です。

業者の営業トークを鵜呑みにせず、優良業社かどうかを見極めなければなりません。

発電量が天候によって左右される

太陽光発電の収益(売電収入や電気代の節約効果)は、発電量によって左右されます。

この発電量は、天候や気温、湿度など、さまざまな自然環境の影響を受けて変動します。

たとえ日中であっても、天気が悪い日にはほとんど発電しないこともあります。

以下は最も発電量の多かった日と最も発電量の少なかった日です。

日付天候発電量
2023年
6月3日
晴れ48.6kwh
2022年
12月21日
1.9kwh
最も多く発電した日の画像
最も発電量の多かった日
最も発電量の少なかった日の画像
最も発電量の少なかった日

雨の日でも発電量がゼロということはありませんが、差は大きいです。

また、積雪量の多い地域では太陽光パネルに雪が積もると発電しなくなるので、特に注意が必要です。

やっぱり天候によって左右されますね。。。

太陽光発電をつけたことで後悔した人の声

では実際に太陽光発電を設置して後悔している人の声を見てみましょう。

X(旧Twitter)で探してみました。

経済的な理由で後悔している人が多いみたいですね。

実際に太陽光発電をやめたおいたほうがいい4つのケース

ここまで、太陽光発電はやめたほうがいいと言われる理由について解説してきました。

では、本当に今から太陽光発電を設置するのはやめたほうがいいのか?

サンプランナーズとしては、次の4つのケースに該当する場合、太陽光発電の設置はおすすめしません。

ケース①:初期費用が割高

太陽光発電をやめたほういいケース1(初期費用が割高)

太陽光発電で後悔している人の多くは、“初期費用が割高”ことが原因です。
(ここでいう割高とは、単に初期費用が高いという意味ではありません。)

初期費用が割高だと回収するまでの期間が長くなり、損してしまう可能性が高くなってしまいます。

同じ太陽光発電システムを導入したとしても設置業者によって“100万円以上差が出る”こともあります。

数万円ならともかく、100万円以上差があるんですね!

初期費用で失敗しないためのポイントは4つ。

  • 適正価格を知っておくこと
  • 営業トークに乗らないこと
  • その場ですぐに契約しないこと

初期費用に関しては、設置してしまった後に割高だったと知っても取り返しがつきません。

とくに、「モニター価格」「キャンペーン価格」「電気代が0円になる」

こういった言葉には要注意です。

うまい話なんてのは相手から持ってきませんからね。

ケース②:発電量が見込めないのに設置している

太陽光発電をやめたほういいケース2(発電量が見込めないのに設置)

太陽光発電を設置したけど思ったよりも発電しない。

こう思って後悔している人もいます。

発電量というのは設置状況によって大きく変わってきます。

以下のような場合だと、多くの発電量は見込めません。

  • ビルや隣家によって影がかかる時間が多い
  • 北面にしか設置できない

こういった発電量が見込めない状況で太陽光発電を設置してしまうと、思ったほどメリットを得られずに後悔してしまいます。

発電量が見込めない場合はやめておいたほうが無難です。

ケース③:耐震性の低い住宅への設置

太陽光発電をやめたほういいケース3(耐震性の低い住宅への設置)

太陽光パネルは1枚20kg程度の重さがあります。
(メーカーやパネルサイズによって変わります)

太陽光パネルが屋根にのることで、負荷が加わり、重心も変わることで、“耐震性に影響”が出てしまいます。

日本は地震大国。

現在さまざまな地域で地震が発生しており、南海トラフ地震も危惧されています。

太陽光発電を設置したとしても“家が倒壊してしまえば”意味がありません。

太陽光発電を設置する前に、家の耐震性は確認しておきましょう。

耐震性が低い場合は、太陽光発電よりも耐震補強のほうが優先です。

ケース④:施工実績が少なく保証がない業者での設置

太陽光発電をやめたほういいケース4(施工実績が少なく保証がない業者での設置)

太陽光発電の施工トラブルで最も注意が必要なのが“屋根からの雨漏れ”です。

太陽光発電を設置したことによって、家がだめになっては元も子もありません。

とはいえ、過度に心配する必要もありません。

現在は設置技術も確立されており、きちんと正しく施工すれば雨漏りの心配はほとんどありません。”

しかしながら中には悪質な業社もあり、ずさんな施工によって雨漏りが起こっしまう可能性もあります。

業者を選ぶ際は、次の3つを基準を満たした業者にしましょう。

  • メーカー認定の業者
  • 施工実績豊富な業者
  • 施工保証のある業者

優良業社に設置してもらうことで施工トラブルは防げますし、もし施工トラブルが起きても保証があれば安心です。

今から太陽光発電を設置しても遅くない6つの理由

ここまで見た感じだと、今から太陽光発電を設置するのやめておいたほうがいいような。。。

結論から言うと、先ほどの4つのケースを除いては、今からでも太陽光発電を設置しても遅くはありません。

理由は以下の6つです。

設置費用が下がっている

太陽光発電の初期費用は高いといっても、昔と比べてかなり安くなっています。

以下は経済産業省で公表してる平均価格の推移をグラフにしてみたものです。

経済産業省が公開してる太陽光発電相場価格の推移グラフ画像
太陽光発電相場価格の推移グラフ

2012年と比較しても半分に近い価格まで下がっています。

  • 2012年度(平成24年度)  1kwあたり46.6万円
  • 2024年度(令和6年度) 1kwあたり25.5万円

仮に5kwの太陽光発電を相場価格で設置したら、“その差は105.5万円”にもなります。

昔と比べてかなり安くなっていますね!

売電価格も下がっていますが、同じように設置費用も下がっています。

ただし、このブログでお伝えしたいのは、

“相場価格 = 適正価格ではない”

ということです。

相場価格はあくまで平均的な価格。

我が家の場合は、“1kwあたり16.8万円”で設置していますが、一方で“1kwあたり30万円超え”で設置した人もいます。

このように価格は大きく異なるので、割高な価格で設置しないことが重要なのです。

我が家の設置費用はこちらの記事で公開しています。

電気代が高騰している

皆さんご存知のとおり、ここ最近エネルギー価格が高騰しています。

こちらは2016年〜2023年の電気代推移グラフです。

電気代推移グラフ

自由料金に関しては2016年と比較して2倍近くにまでなっています。
(2023年2月から急に下がっているのは国の補助が始まったからです。)

こんなにも電気代って上がっているんですね。

今後もさらに上がっていくことが予想されています。

しかし、太陽光発電を設置すれば、電力会社から買う電気量を抑えることができます。

我が家の場合だと、“年間電気購入量を41%カット”できています。

太陽光発電でどのくらい電気代が安くなったのかはこちらの記事で書いています。

売電価格が下がっていても元が取れる

太陽光発電の経済効果には、“売電収入と電気代節約効果”があります。

「売電価格が下がっているから元が取れない」

このように言っている方も多いのですが、実はそんなことありません。

例えば我が家の場合だと、年間売電収入と年間節電効果は以下のようになります。

①年間売電収入(売電価格17円)126633円
②年間節電効果(買電単価30円)77130円
③初期費用(ローン金利含む)1180000円
元が取れるまでの期間 ③÷(①+②)5.8年

売電価格が17円でも“5.8年”で元が取れるんです。

発電能力の劣化や修理・メンテナンス費用などを入れると、もう少し長くなると思いすが、それでも10年以内は十分可能です。

こちらは、X(旧Twitter)でのアンケート結果です↓

2023年に設置した人でも、半数以上は10年以内に元が取れる”という結果に。

元取るまでにもっとかかると思ってました。

売電価格が下がっていても元を取ることは十分に可能なんです。

ただし、元を取るまでかかる期間は人によって差があります。

できるだけ早く元を取るには、

  • 設置費用をできるだけ抑える
  • 発電した電気はできるだけ自家消費にまわす

この2点が大事になります。

発電性能、耐久性が向上している

太陽光発電で多くのメリットを得るためには、“多く発電し、長く使える”ことが重要です。

太陽光発電の技術も日々進歩しており、10年前と比較しても発電能力、耐久性は向上しています。

まずは発電性能から見ていきましょう。

以下は2013年と2023年のカタログに掲載されている性能値です。

モジュール変換効率
2013年17.5%〜18.7%
2023年20.0%〜20.3%

※モジュール変換効率とは、太陽光パネルが「太陽光エネルギーを電気に変えることができる」割合のことです。

数%しか変わらないと感じる方もいるかもしれませんが、パネル枚数、使用期間を考えると大きさ差となります。

続いて耐久性についてです。

太陽光発電って20〜30年くらいが寿命じゃないんですか?

そんな情報も見かけますが、実際には30年以上使える可能性が高いです。

太陽光発電の寿命に関して以下の質問をメーカー(長州産業)にしてみました。

太陽光パネルの寿命は20〜30年という情報を見かけますが、30年後には発電しなくなる可能性は高いのでしょうか?

太陽光モジュールにつきまして、弊社では出力25年保証を行なっておりますので、まず保証期間につきましては安心してお使いいただけると存じます。
その後につきましては個体差もあると思いますので一概には申し上げられませんが、太陽光モジュールにつきましては大きく動く部分もございませんので、急激に発電量が低下する、変形で故障するということは考えづらく、ある程度は継続してご利用いただけるものと思います。
よって必ずしも30年以上発電するとは申し上げられませんが、30年以上発電し続ける可能性は十分にございます。
※ただし、ご利用に伴い徐々にではありますが出力は低下していきます。
また太陽光モジュール以外の周辺機器、特にパワーコンディショナーにつきましては一般的に10年〜20年の間に交換が必要となります。(構成機器の保証は15年です。ただし、表示機器など一部の機器は除きます)

※クリック(タップ)するとメーカーからの回答が見れます

また、以下の試験もクリアしています。

耐加重試験設計荷重の1.5倍
温度サイクル試験600サイクル(規格の3倍)
高温高湿試験3000時間(30年相当)

このように現在の太陽光発電は耐久性も高くなっています。

保証が充実している

太陽光発電は耐久性が高いとはいえ、故障してしまう可能性もゼロではありません。

元を取るまでに故障してしまえば、損してしまいます。

しかし“メーカー保証(補償)”があることで、損することを防ぐことができるのです。

長州産業のメーカー保証(補償)です↓

保証項目保証期間
出力保証(発電能力)25年
機器保証(構成機器)15年
施工保証10年
自然災害補償15年

保証期間も長くて充実していますね。

出力保証が40年というメーカーもあるくらいです。

またこれらのメーカー保証(補償)に加えて、“太陽光発電は火災保険の対象”でもあります。

保証(補償)内容や期間は、メーカーや契約内容によって違いがあるので、確認しておくことが大切です。

設置したほうがいいという意見が多い

ここまでは私自身が設置したほうがいい理由を解説しましたが、他の人の意見も見てみましょう。

「どのくらいの人が太陽光発電を設置したほうがいいと思っているのか」こちらは、X(旧Twitter)でのアンケート結果です↓

85%の人が太陽光発電を設置したほうがいいという結果になりました。

続いて、“実際に設置している人”を対象に取ったアンケートです。

回答数は多くありませんが、“100%の人が設置したほうがいい”という結果となっています。

想像してたよりも設置したほうがいいっていう人が多いんですね。

設置して満足している人も多いというのがわかってもらえたかと思います。

まとめ:太陽光発電で後悔しないためには

今回の記事では、“今から太陽光発電をつけても遅くない”ということをお伝えしました。

太陽光発電に対するイメージは少しでも変わったでしょうか?

前向きに考えれるようになりました。

太陽光発電で後悔しないためには設置前の計画が重要です。

後悔しないためのポイントをまとめると次のようになります。

後悔しないためのポイントまとめ
  • 割高な費用で設置しない
  • 耐震性が低い場合は設置しない
  • 発電量が見込めない場合は設置しない
  • メンテナンス・修理費用を想定しておく
  • 保証(補償)を充実させておく
  • 優良業者に設置してもらう

太陽光発電についてはネガティブな情報も多く、戸惑う方も多いかと思います。

情報が溢れる時代だからこそ、何が正しい情報なのか見極めることが重要です。

サンプランナーズでは、実例に基づいてご説明しますので、

家庭用太陽光発電に関して、

  • 疑問に思うこと
  • 不安に思うこと

などあれば、ぜひ一度「サンプランナーズ」にご相談ください。

どんな些細なことでも大丈夫です。相談は全て無料なのでお気軽にご利用ください。

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